株のTOBとは何なのか?株式投資 デイトレードの知識をシェア

株のTOB(Takeover Bid)とは、株式公開買付けのことで、特定の企業の株式を市場外で一定の価格と期間を提示して買い付ける手法です。TOBは、通常、会社の支配権を取得したり、株式を非公開化(上場廃止)する目的で実施されます。日本では、金融商品取引法に基づいて規定されています。

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TOBの特徴

価格の提示: 株式市場の現在の株価より高い価格を提示することが一般的です。これにより、株主が売却に応じやすくなります。
期間の設定: 一定の期間内(通常は20営業日以上)に買い付けを行います。
市場外取引: 通常の株式市場での売買ではなく、直接の取引です。
目的:
    他社の買収(敵対的または友好的)
    子会社化・完全子会社化
    上場廃止の準備
    経営戦略の実行

TOBのプロセス

買い付け者(企業や投資家)がTOBの計画を発表。
対象企業の株主に対し、提示価格・期間などの条件で株式の売却を提案。
株主が応じた場合、買い付け者が株式を取得。
目標株数を達成すれば、買収・非公開化などの目的を実行。

メリットとデメリット

メリット: 短期間で多くの株式を取得できる。市場の影響を受けにくい。
デメリット: 買い付け価格が高くなることが多く、資金負担が大きい。敵対的TOBの場合、対象企業や他の株主からの反発を受ける可能性がある。

TOBの例

例えば、ある企業が競争力を高めるために同業他社を買収しようとした場合、その企業の株式を市場外で大量に取得するためにTOBを実施することがあります。また、親会社が完全子会社化するために、上場している子会社の株式を買い付けるケースもよく見られます。💲株式投資(積立NISA、iDeCo、節税)Stock Investments (NISA, iDeCo, Tax-saving)

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Mai

1989年、兵庫県神戸市東灘区生まれ。 関西大学法学部法学政治学科卒業。外資CRO、外資大手消費財メーカーのマーケティング部勤務を経て、 外資系IT(米国最大手の通信会社)にて5年間勤務。 TV電話会議システムの日本支社営業統括を担当。 多くのエンタープライズ企業にSaaSシステムを導入。年商13億円の日本法人のカントリーマネージャー。 現在はすべての人が自分らしく生きれる社会をめざして、独立開業。 オンラインにて心理カウンセラーの仕事をしている。Webマーケティング・Webデザインにも精通。

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