第22講 プレゼンテーション概論 Webマーケティング講座

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◆プレゼンをうまくするための課題の進め方

ステップ1 該当サイトを把握 (仮説構築)

▼該当サイトの課題を見つけておきましょう
・このサイトの嫌な部分はどれか(トップ/検索結果/求人詳細/その他要素)
・このサイトに足りない要素はどれか
(例:トップページから求人を探すのが大変だから、ここで離脱するのでは?)

ステップ2 SEO(キーワード)調査



・Web担当者 求人
・Webマーケター 求人
・管理候補 正社員

など、皆さんが探している仕事を検索し、出てくるキーワードを網羅的に把握する

◆ワンポイントアドバイス◆

通常、新規サイトを作成する際は

①キーワードプランナーを使って「キーワード」候補を出し
②サジェストを確認しユーザーの検索意図を出し
③「キーワード候補上位3つ」の検索結果上位3位のサイトを分析
のステップで
①サイトマップ候補
②提案
を作ります。

今回は 「Webサイト改善提案書」のp4 を見ながら項目を洗い出してみてください。

ステップ3 競合調査

Webサイト改善提案書 の p4を確認し、キーワード調査結果で上位に出た競合を調べる

今回は
・Similar Web
https://www.similarweb.com/ja/
※Similar Webはアカウントを作成せずに使用可能です💡

・Page Speed Insight
https://pagespeed.web.dev/?hl=ja

を活用し、

「Webサイト改善提案書」のp5 を見ながら項目を洗い出してみてください。

キーワードを洗い出そう

※主要流入キーワードは「キーワードプランナー」から抽出し、上位5つほどをピックアップしてください。

(調べ方)

① キーワードプランナーで新しいキーワードを見つける

② ウェブサイトから開始を選択

③ 競合のURLを貼り付ける

流入キーワード

ステップ4 競合の参考点を洗い出す



・これまでの調査結果をまとめる
・なぜ競合の順位が高いのか、仮説を持ちましょう

ステップ5  競合比較から見える、対象サービスの課題を出す

・競合と比較した時の「差分」が何かを考えましょう

ステップ6 ステップ5で出した課題の改善案を出す

・ステップ5の課題を、どうやって改善するのか方向性を考えてみましょう

*この際、1つの課題に安知して様々な改善候補を出せるとPDCAが回しやすくなります

ステップ7 改善案を具体化する


「こうした方が良い」を「こうする」という具体的なレベルまで落とし込んでみましょう💡

Q.なぜ具体化するのか?
案として出した時はよく見えても、具体的に落とし込むと
・案外イケテナイ。
・思考がまとまってない。
は意外とよく起こりがちです。

上司に提案する際は「具体的に何をするか」を聞かれます。
答えに詰まった経験がある方は、
ぜひ具体的に実行する粒度まで落とし込んだ上で
見えてきた違和感を再度ステップ6やステップ5の課題に戻って修正してみてください。

◆確認するべきポイント

・情報収集力

  ・キーワード調査は十分か

・課題抽出力

  ・改善の目的が明確か(目標設定が明確)

  ・キーワード調査からあるべき姿を描けているか

・提案アイディア力

  ・競合分析を元にした提案をしているか

  ・課題解決策の提案が妥当か(変更した後の改善予測が立っているか 例:直帰率が下がる、等)

・実現性説明力

  ・実現可能な内容か(具体的な方向性が示されているかどうか)

  ・目標、課題抽出、解決策の提示に一貫性があり、分かりやすく説明されているか?

  (納得感のある内容になっているか)

  (目標→情報抽出・データ分析→課題認識→課題解決策の提案→論拠/実現策の説明)

・資料作成

  ・わかりやすい資料となっているか

  (文字の大きさ、フォントなどの統一感、文章の分かりやすさ

  ・画像やデザインを使いこなせているか

マーケターはプレゼンテーションが上手くなるべき

プレゼンの機会は多いです。

マーケターはプレゼンスキルを発揮するシーン例は以下です。

・クライアントに対してマーケティング施策の提案

・経営層へのマーケ施策の提案

・他の部署へのマーケ施策の説明

・新キャンペーン企画のチーム内発表

プレゼンテーションをする場面 
などが想定されます。

プレゼンには熱量とロジックのどちらも必要でありそのバランスが問われます。

いいプレゼンのための事前準備

事前準備の大きな流れとしては、仮説を立てて検証し、それを繰り返して提案内容を固めていくということです。

そして、この作業の前提となるのがロジカルシンキングです。

①仮説の構築

②仮説の検証

③提案内容の確定

仮説検証のプロセスを通じて、提案型プレゼンテーションの準備を進めていきましょう。

プレゼンの作り方

スライド作成前にすること作成前にすべきことは2つあります。

①定義を整理する

プレゼン作成

Who:誰に作るか?

今回のプレゼンは誰に対して作るか。その人は、どこまでの情報を知っているのか、どういう立場にいる人か、このプレゼンでどういうことを望んでいるか等を理解しておきましょう。

What:Whoに対して何をしてほしいのか

プレゼンが終わった後に、聞き手にどういう行動をしてほしいか、ゴールを考えておきましょう。プレゼンでは想定外のことが起こる可能性もあるので、1つではなく3パターンぐらいのゴールを設定し、状況に合わせて達成すべきゴールを変更しても良いでしょう。

例:クライアントへの提案の場合
一番ベストなゴール:聞き手が社内稟議を通すために動くことが確約する
2番目のゴール:次の商談日が決まる
3番目のゴール:宿題をもらう

Why:WhoがWhatをしてもらうための理由を定義
ここでは、プレゼンで一番訴求したいポイント、メインメッセージは何かを考えます。どういうメッセージを伝えたら、相手に行動してもらえるか=Whatを達成できるかを考えます。

②全体の構成を考える

プレゼンの一般的な流れは以下です。

プレゼン流れ

1.【掴み】イントロダクション
2.【序】現状分析・課題の確認
3.【破】解決策の提示
4.【急】クロージング

序破急は欧米含めたストーリーテリングでの王道三幕構成です。

1.【掴み】イントロダクション

この掴みとは、いきなり本題に入る前のアイスブレイクです。アイスブレイクとは、雑談や自己紹介など、場に参加するメンバーの緊張をほぐすようなものです。最初の掴みは、聞き手にとっての安心感を醸成することが一番の目的だと言えます。

アイスブレイクの後は、プレゼンに集中させるようなフレーズを伝えます。

例:
・プレゼンの結論を最初に伝える
「今からお話しすることを実施すれば売上が○○倍になります」
・質問する
「そもそもこの業界の構造的な課題は何とお考えですか?」
・インパクトのある数字や話題を引き合いに出す
「いきなりですが、まずはこの数字をご覧ください」

2.【序】現状分析・課題の確認

事前準備で調べていたファクトをもとに、提案の前提となる現状を共有し、課題がどこにあるかを伝えます。
「定量情報×一次情報×第三者情報」がベストです。市場規模やユーザーヒアリングの結果、各種指標の具体的な数字などをもとにした現状分析を行いましょう。

ここで課題設定が共有されていないと、後続の提案が聞き手によってブレる可能性があるので、この「序」の場づくりは非常に重要です。

3.【破】解決策の提示

提示した課題に対して、あるべき基本方針と、それを実現するための具体的提案を提示します。

ここで冒頭に設置したメインメッセージが活きていきます。
「要するに、こういうことです」と言って、メインメッセージを再度伝えながら説明するようにしましょう。

大事なことは何度も言う。これも良いプレゼンのポイントの一つです。

そのうえで、5W1Hを意識して課題解決策を提示しましょう。

この時、それぞれの解決アプローチに対して、個別の「説明・ファクト・示唆」を示すことが大切です。

4.【急】クロージング

最後に、メインメッセージで締めましょう。最初に伝えたいことを出し、提案箇所でそのメッセージを思い出させ、最後にまたメインメッセージで締める。

今回ご紹介した構成は、いわゆる王道フォーマットです。プレゼン場面によっては多少変わってくるかと思いますが、まずは王道パターンを理解しておきましょう。
スライドを作るときのコツ

スライドを作るときのテクニック

・1スライド1メッセージ

・視認性、可読性、判読性が高いフォントの利用

・フォントは大きく

・適切な改行と行間

・スライド内コンテンツの配置


第20講 Webデザイン・サイト改善提案書の作成① Webマーケ講座

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Mai

1989年、兵庫県神戸市東灘区生まれ。 関西大学法学部法学政治学科卒業。外資CRO、外資大手消費財メーカーのマーケティング部勤務を経て、 外資系IT(米国最大手の通信会社)にて5年間勤務。 TV電話会議システムの日本支社営業統括を担当。 多くのエンタープライズ企業にSaaSシステムを導入。年商13億円の日本法人のカントリーマネージャー。 現在はすべての人が自分らしく生きれる社会をめざして、独立開業。 オンラインにて心理カウンセラーの仕事をしている。Webマーケティング・Webデザインにも精通。

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